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香芝自動車学校様

「バスキャッチ」導入で、フルスポットの送迎バス運行を実現し、
登録スポットは120ヵ所増、送迎エリアは1.5倍に拡大しました。

香芝自動車学校 業務課 副管理者 瀧本 仁志様(左)業務課 営業 北谷高章様(右)バス運行委託会社 代表 富永悦子様(中)

奈良県香芝市にあるに香芝自動車学校は60年の歴史ある自動車学校です。普通車、準中型車、中型車の教習で年間約1200名が免許を取得して卒業しています。送迎バスのルート拡大を考えているとき、中部日本自動車学校への訪問で「バスキャッチ」を知り、2023年6月から運用を開始しました。「バスキャッチ」の導入と活用について、香芝自動車学校 業務課 副管理者 瀧本仁志様、業務課 営業 北谷高章様、バス運行委託会社 代表 富永悦子様にお話を伺いました。


お客さまの利便性を追求

香芝自動車学校について教えてください。

香芝自動車学校(以下 学校) 香芝自動車学校は設立60周年を向えた、奈良県香芝市にある自動車学校です。普通車、準中型車、中型車の教習を行っており、年間で約1200名が当校で免許を取得しています。
お奨めのポイントは、スタッフ一同すごくフレンドリーな環境、活躍中の女性インストラクターなどインストラクター指名制、土日も教習実施、お客さまのニーズに応じた各教習コース設定、無料スクールバス運行に加え、限定解除・ペーパードライバー教習も実施していることです。

当校の特徴としては、お客さまの利便性があげられます。一つは教習の予約スケジュールです。教習予約はご自身でインターネット予約を行い、自由にスケジュールを組むことが一般的です。当校では、お客さまの免許取得の予定を教えてもらい、無料で当校でスケジュールを立てて管理しています。ですので、予定を出すだけで気がついたら卒業できて、免許が取得できているようにサポートしています。
もう一つは無料の送迎バスです。やはり保護者の方は送り迎えを心配されますので、当校では、スポット送迎を実施しており、ご自宅近くのスポットまで、バスで送迎します。当校のエリア内であれば、どんどん新しいスポットを増やして、お客さまにより使いやすい自動車学校を目指しています。

香芝自動車学校の受付にあるインストラクター一覧

バスの送迎エリアを広げたいタイミングで「バスキャッチ」と出会う

香芝自動車学校では2023年6月よりVISH株式会社の「バスキャッチ」送迎バス運行管理サービスを導入して活用されています。導入のきっかけを教えてください。

学校 きっかけは愛知県名古屋市にある中部日本自動車学校に訪問させてもらったことです。教習の状況ややり方などを見せていただいたことに加え、バスの運行についてバスキャッチを使って、どのような運行をしているのか、さらにシステムとしての使い勝手などを見せてもらいました。こうしたシステムを導入したら、乗車率やどこで乗って、どこで降りるのか、といったデータを分析でき、より効率のいいバスの運行ができるのではないかと考え、2年前くらいから本格的に導入の検討を始めました。その頃に一度VISH株式会社に問い合わせをしています。
ただ当校の場合、バスの運行に関してはバス運行委託会社に依頼しています。一気に変えるわけにもいきませんので、時間をかけて打ち合わせをして導入に至りました。

「バスキャッチ」導入前は、どのようなかたちでバスの運行を行っていたのですか。

学校 方面別に6ルートを作成して、バスの運行を行っていました。お客さまは自分の教習時間に合わせて、バスの時刻表を見て最寄の乗降場所に行っていただくかたちです。乗車率などのデータは取っていましたが、活かせてはいませんでした。運行時間がいっぱいいっぱいのルートもあったため、ルート上に乗降場所を追加する程度が限界でした。

バスのエリアを広げたいと以前から考えていましたが、今のままでは広げることは難しく、なんとかかしなければというときに、タイミング良く「バスキャッチ」を詳しく知ることができました。

他にもバス運行管理システムはありますが、比較検討はされたのですか。

学校 2023年4月に改めてプレゼンをしていただいてからは、特にしていません。資料を読ませてもらったり、他校での導入事例を拝見したりして、これでいけるのではないかと考えました。
やはり中部日本自動車学校で、実際に活用しているところを見せていただけたのが大きかったと思います。それに同じシステムを使っていると、いろいろなことを聞きやすいのではないかと考えました。

「名古屋市にある中部日本自動車学校への訪問がバスキャッチ導入のきっかけの一つです」と瀧本 仁志様

路線を廃止し、エリア内どこでも行ける運行を実現

「バスキャッチ」の導入準備はいかがでしたか。

学校 最初は今までと同じように固定路線での運用を想定したのですが、VISHさんとの打ち合わせの中で、運行エリアすべてをカバーするスポット送迎の提案の中があり、お客さまの利便性を格段に向上できる送迎にするタイミングだと判断しました。

懸念事項としては、現在教習に通っていただいているお客さまは、今まで決った時間にスポットに行けばバスに乗れましたが、予約が必要になることです。バスキャッチへの登録は
お客さまに受付で「れんらくアプリ」をインストールする用紙をお渡しします。登録も操作も簡単なため、スムーズにご案内することができました。

運用開始にあたって、既存のお客さまへのフォローはどのようにされたのですか。

学校 導入当初は、予約を忘れたお客さまに対しては、当日対応でフォローしました。概ね2週間程度で、それからは予約による「バスキャッチ」での通常運行としました。

「既存のお客さまへの対応として、導入後最初は当日対応でフォローしました」と北谷高章様

時間に余裕を持って運行できることがメリット

バス運行委託会社として、「バスキャッチ」の導入前の状況を教えてください。

バス運行会社(以下 委託) 「バスキャッチ」を導入する相談をいただいたとき、当社のドライバーはベテランが多いので、ナビを便りながらの運行ができるのかが心配でした。実際のところ、以前はドライバーの頭の中にルートそのものが入っていましたので、後は時刻通りに運行できるかでした。ルートによってはスポットが多く、渋滞時には1時間近くかかるものもあり、教習に間に合うように運行することが大変でした。
お客さまを安全に送り届けることが大前提にあるものの、時間を気にしての運転は危険を伴い、乗車地点でお待ちのお客さまを見落としてしまう恐れもありました。

「バスキャッチ」を導入されてからの運行のメリットについて教えてください。

委託 導入後は、時間に追われて運行することが緩和され、時間に余裕を持って運行できるので、事前の確認などもしっかりできるようになりました。ナビ便りでの運行は当初心配しましたが、ベテランドライバーもすぐに慣れることができました。今では時間に余裕ができましたので、ゆとりをもって送迎の準備ができています。

決ったルートを定時で運行していると、ルートによってはお客さまが一人も乗らないこともありました。仕方ない話ではあるのですが、誰も乗車されていないのに、ただルートを回って帰ってくるのが心苦しいというか、やっぱり気を使いますし申し訳ないなと思うこともありました。
今では予約制なので、お客さまがいるスポットを回ってきます。乗せ忘れなどの心配もなく運転に集中できるようになりました。

「バスキャッチの導入出運行時間に余裕ができました」とバス運行委託会社 代表 富永悦子様

半年でスポットが120ヵ所増加、面積比で1.5倍のエリアをカバー

「バスキャッチ」の導入効果、運用の工夫を教えてください。

1. スポットが約120ヵ所増加し、お客さまの利便性が高まった。
導入前に設定していたスポットはルート上に約60ヵ所でしたが、「バスキャッチ」導入後、お客さまの希望をお聞きしてスポットを追加していったら、半年間で約120ヵ所のスポットが増加しました。これまでのルート送迎ではカバーできていなかった場所を見える化したことで、お客さまの利便性は高まっていると思います。

2. バスの運行エリアが面積比で1.5倍になった。
導入前と比較して、運行エリアは面積比で1.5倍に拡大しました。以前は行っていなかった大和八木駅という、三重方面、京都方面、吉野方面への乗り換えの中心的な駅にまでスポットが拡大しています。エリアを広げていきたいという目標が、お客さまの希望をお聞きしてスポットを追加していくことで、実現できつつあります。

3. スポットを自由に出し入れし、柔軟なルート作成、運行ができる。
スポットによっては、現時点で利用がないスポットも出てきます。そうした際には、そのスポットは一旦表示されないように設定できます。その後、お客さまのリクエストやその方面のお客さまが増えたら、表示するように設定変更できますので、イベント等での交通規制や繁忙期・通常期そのときどきの状況に合わせてスポットの利用制限をかけれることは、柔軟な運行につながっています。

4. 導入当初は少しずつスポットを増やして、ドライバーに慣れてもらう。
入校時にお客さまのリクエストをお聞きして、スポットを増やしてきました。導入当初もご希望のリクエストをお聞きしていましたが、当初はスポットの登録は進めても、徐々に増えていくように公開して、バスのドライバーに覚えてもらう期間を設けました。導入当初のドライバーの負担を、少しでも軽減するためです。

5. バスのドライバーに余裕ができた。
以前は時間に追われていたバスのドライバーにとって、「バスキャッチ」による予約制にすることで、最適なルート作成ができ、結果として時間に余裕を持って運行にあたれるようになりました。運行の安全面でも導入効果が出ていると思います。

香芝自動車学校の教習車

他校が追随できないようサポートに期待

香芝自動車学校として「バスキャッチ」の導入は、バス運行委託会社との関係に変化はありましたか。

学校 予約によってルートが変動しますから、それに伴って必要なドライバー数も変動します。以前はルートが固定でしたので、毎日同じドライバー数の手配で済んでいたと思います。そうした変化に対して協力をお願いして、お互いの会社にとってプラスになるような、メリットが出るようなバスの運行管理ができていると思います。
「バスキャッチ」の操作についても、お願いできる部分はお願いしていきたいと考えています。

「バスキャッチ」の今後の活用予定がありましたら教えてください。

学校 エリアについてはもっと広げていきたいと考えていますので、「バスキャッチ」を活用してスポットを増やしながら、自然と広げていければと考えています。

「バスキャッチ」、VISH株式会社へのリクエスト、期待などありましたらお願いします。

学校 バスキャッチサービスは全国の導入校さんからの要望を無償で対応されているとのことなので、このタイミングでいくつかお願いがあります。お客さまが見る「れんらくアプリ」でスポットは一覧として表示されますが、今後もスポットが増えていくにつれて場所がすぐにわかるように地図画面から予約ができるといいと思います。

委託 バスのルートですが、場所によってはハイエースなど大きな車種だと入れないルートが選択されている場合があります。そのルートに土地感があるドライバーなら避けることもでき、その際は自動でリルートされるのですが、土地感がないと厳しい場合もあります。ナビ開始時に車両の大きさによってルートを複数案から選択できるようになるといいと思います。

学校 まだ近隣の自動車学校ではフルスポットでの送迎バスの運行は行っていません。当然、追随してくる自動車学校は出てくると思いますので、それまでに追随できないところまで行ってしまいたいと思います。そのために必要となるサポートやご提案、他校の事例などがありましたらこれからもたくさん教えてください。期待しています。

瀧本仁志様(右側左)、富永悦子様(右側中)、北谷高章様(右側右)と弊社・麓(左側左)・清陀(左側右)

香芝自動車学校様、
本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


香芝自動車学校

https://www.kashiba-ds.co.jp

取材日時 2023年11月