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三重県南部自動車学校様

「ほめちぎる教習所」として、たびたびマスコミに

取り上げられる話題の自動車学校です。

三重県伊勢市にある南部自動車学校は「ほめちぎる教習所」として、たびたびマスコミに取り上げられる話題の自動車学校です。「ほめちぎる教習所」となってから教習生が増え、卒業検定合格率は向上し、卒業生事故率は減少しています。「バスキャッチ」の導入と活用について、総務課長・副管理者 加藤真吾様、受付 森嶋優奈様にお話を伺いました。


「ほめちぎる教習所」としてたびたびマスコミに

南部自動車学校についてお教えください

南部自動車学校は、1962年に伊勢市で初めての自動車学校としてスタートし、2022年に60周年を迎えました。これまで様々な新しいことにチャレンジしており、1997年には、入校から卒業まで一人の指導員が担当する「担任制度」を導入しています。2004年には三重県下で普通車入校者数1位となり、コロナ禍前の2020年まで続いています。2011年には三重県で初めて合宿免許も取り入れました。そして2013年に全国初の「ほめちぎる教習所」として、ほめて伸ばす教習をスタート。この新しい教習スタイルが注目され、数多くのマスコミにも取り上げられました。また、現在では全国に20校以上の「ほめちぎる教習所」ができているようです。

「ほめちぎる教習所」に生まれ変わったことで、2013年に1750人ほどだった教習生数が、2022年現在は2400人以上と37%も増えています。そして教習生が増えているだけではなく、卒業検定合格率は82%から91%に上昇し、卒業生の事故率は1.76%から0.40%と大幅に低下しました。現在、受講できるコースは、普通自動車(MT・AT)、普通自動車二種(MT・AT)、準中型、中型、けん引、大型二輪(MT)、普通二輪(MT・AT)、小型二輪(MT・AT)です。さらに、合宿免許も行っています。

南部自動車学校のホームページ

「バスキャッチ」を10年間活用

南部自動車学校では現在、VISH株式会社の「バスキャッチ」送迎バス運行管理サービスを活用しています。活用方法をお聞かせください。

当校では「バスキャッチ」を使って、送迎バスの「予約受付」、「送迎順番の割り振り」、送迎前日の「送迎予定時刻の通知」など、運行管理に活用しています。送迎バスには「バスキャッチ」のGPS機器を搭載していますので、教習生へバス現在地の配信も行っています。

送迎バスの予約は、送迎前日の16時まで教習生専用のスマートフォンアプリ(れんらくアプリ)で受け付けています。予約受付後、担当者が「バスキャッチ」の配車アプリを使って送迎予定表を作成すると、教習生に自動で送迎予定時刻が配信されます。当日、バス乗務員には送迎予定表をもとにした送迎指示書を渡します。

送迎バスは10台運行していますが、「バスキャッチ」による配車は1日6~7台です。残りの送迎バスは定期路線で送迎するバスで、伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅など主に大きなターミナル駅と、皇學館大学など地元の大学と自動車学校の間を運行しています。こちらはルートと運行時刻が決まっており、教習生であれば最寄りのバス停から予約なしで利用できます。合宿の教習生に対しては、宿舎と自動車学校間を送迎するバスも運行しており、こちらに関しては「バスキャッチ」を利用していません。必要とすべきところでは大きく活用し、比較的システムなしで対応できるところは利用しないという運用ができます。
また、通常の送迎バスは往復で50分程度の送迎がほとんどです。当校ではかなり遠方まで送迎バスを運行しており、南伊勢町や鳥羽市エリアへの送迎は片道1時間・往復2時間の運行となります。こちらのエリアは「バスキャッチ」の運用で予約ありきの箇所しか運行しないため効率化が図れます。

「コストの50%削減 」と「バス利用者が約50%増加」川野さん

南部自動車学校が「バスキャッチ」を導入したのはいつ頃でしょうか。

「バスキャッチ」の導入は2013年頃ですので、もう10年間活用しています。導入前にすでに活用している、愛知県と三重県の県境にある自動車学校に見学に行かせていただき、「これはバスの運行管理が便利になる」と判断し導入しました。

「バスキャッチ」導入以前はどのようにしてバスの運行管理を行っていたのですか。

路線バスと同じようにバスルートと時刻表を作って、それに則って走っていました。
その後、送迎バスの予約を受け付けて配車を始めました。配車はベテランのバス乗務員が自身の経験で行い、その頃もバスの運行予定時刻のメール配信は行っています。当時の配車状況として、予約を受け付けることで、逆に予約が入っていない、つまり教習生が乗らないバス停が発生します。その際は予約の無いバス停を飛ばして、ルートをショートカットした運行をするのですが、ショートカットの影響で変更されるバス到着時刻は、バス乗務員の経験則で判断して決めていましたバス待機時間が発生し、乗車中の教習生を待たせるといったことがありました。


受付担当が「バスキャッチ」で配車を行う

教習生が送迎バスの予約をするには、乗車するバス停を決めてもらわなければなりません。どうやって決めていたのですか。

「バスキャッチ」導入前は、大きな地図を出してきて、地図を見ながらどのあたりがいいか、道のどちら側で乗車するかを決めていました。
「バスキャッチ」を導入してからは、パソコンの画面を見ながら容易に決められます。
「バスキャッチ」導入の随分前には、教習生の自宅近くにバス停を設けるという試みをしたこともありました。ただ教習生は数ヵ月で入れ替わりますから、バス乗務員はしょっちゅう新たなバス停を覚える必要が出てきます。また、乗務員間での正確なバス停位置の共有も難しく、乗務員によってバス停のズレが生じることもありました。結果的には乗務員の負担が大き過ぎるため止めることにしました。

バスの運行に関しても、いろいろな取り組みをしてこられたのですね。現在、バスの配車はどなたが行っているのですか。

以前はバス乗務員のリーダーが配車を行っており、配車する本人はなかなか乗務できない状態でした。
現在は受付担当が交代で「バスキャッチ」を使い配車業務を行っています。送迎バスの予約受付は前日の16時に締め切りますので、遅番担当が配車の実務を行います。
具体的には、教習生からの予約内容を専用アプリにて配車を行います。予約内容や繁忙期・閑散期など時期によって同じエリアでも乗る教習生の数、バス停で乗る人数が変わります。「バスキャッチ」で配車を行い、区間によって調整が必要になるときは微調整をしています。出来上がった配車予定はバス乗務員のリーダーに確認をしてもらい、配車を完了します。そして教習生には送迎予定時刻の通知が一斉配信されます。この予定表を印刷して翌日にバス乗務員に渡し、実際の運行をしてもらいます。

「当校では受付担当が『バスキャッチ』での配車をしています」と森嶋優奈様

バスコース、乗務員を効率的に活用できる

「バスキャッチ」の導入効果をお聞かせください。

「バスキャッチ」導入によりバスの配車作業が軽減されたことに加え、下記の導入効果が現れています。

「バスキャッチ」を知ったのは、DMですね。夏前に「この夏の繁忙期、どうやってバスの運行管理をしようか」と考えていたタイミングでした。

1.バス乗務員の効率的配置が可能に

以前はバス乗務員のリーダーが配車作業そのものを行っていましたので、実際に乗務することが出来ずにいました。現在では受付担当が送迎バスを容易に配車できるようになりましたので、リーダーはその確認を行うだけで、バスの乗務と乗務員の管理に専念できるようになりました。
また、予約内容にあわせて運行するバスのコースや本数を決められますので、当日の乗務に必要な人数の乗務員が出社することで、効率的な人員配置が可能になりました。

2.バスコースの効率的な運行ができる

送迎バスの運行には決まったルートというものが存在しません。教習生が少ない時期は「バスキャッチ」の配車アプリの画面を見て、隣接する2つのエリアを1つにして運行するなど、予約状況に合わせて柔軟かつ効率的な配車と運行ができるようになりました。

3.バスの燃料代の節約、車両の傷みの軽減につながる

「バスキャッチ」で上記のような効率的な配車ができることにより、送迎バスの燃料代の節約、バス運行時間削減によるバスの傷みの軽減につながっています。結果的に送迎バスを長く使えるようになれば、SDGsにもつながっていきます。

南部自動車学校校舎

他校の事例を発信して欲しい

「バスキャッチ」、VISH株式会社へのリクエスト、期待などありましたらお願いします。

乗務員の勤務管理ができないかと思い、先ほどお聞きしたらそういう機能があることを教えてもらいました。乗務員については2022年4月から施行されたアルコールチェックなども記録できるといいですね。
「バスキャッチ」を長く便利に使わせてもらっていますが、実際のところ毎日の業務で使う機能は限られている、というか固定化している面もあります。サポートセンターには気軽にお聞きすることはできますが、例えば「○○自動車学校ではこのような使い方をしています」といった事例を、VISH株式会社からもっと発信していただきたいですね。流行りのWebセミナーでもいいと思います。
ちょっとした設定、細かな設定を調整するだけで活用できそうな機能はまだまだありそうですので、いろいろと教えていただきたいと思います。

森嶋優奈様(左)と打合せをする弊社・麓(右)

南部自動車学校様、本日はお忙しい中、
貴重なお話をありがとうございました。


南部自動車学校

https://safety-nanbu.com

取材日時 2022年4月